名曲案内〜オペラ曲編T〜

(ウェーバー〜ビゼー)



    
  クラシック音楽の本場、ヨーロッパでは、クラシック音楽の最高の楽しみはオペラにあります。  
  日本ではまだまだオペラ、オペレッタは普及しているとはいえませんが、演劇を見ながら音楽
  を楽しむ。贅沢な楽しみはそこにあるのです。
  交響曲、ピアノ曲などには詳しくても、オペラ曲には疎いというクラシックファンは多いので
  はないでしょうか。そんな方々のために、入門者にも分かりやすいオペラ曲ガイドです。
  ちなみに、CDだけでは音楽しか楽しめませんので、少々お金はかかりますが、やはり実際に
  オペラを観に行きましょう。現在はDVDでも充分楽しめるので、そちらもお薦めです。
  
    歌詞対訳のないCDや輸入盤は、インターネットである程度調べることが出来ますが、不便なため、
  評価ランクのところに「輸」または「無」マークがあります。

  オペラ鑑賞にもってこいの、DVDと解説本がセットになった「魅惑のオペラ」シリーズ(小学館)
  が刊行されている作品には、すべて amazon へのリンクがついています。お薦めです!

ウェーバー     ・ヴェルディ     ・ビゼー


オペラ曲編U(プッチーニ〜ヨハン・シュトラウスU世)へ     ・オペラ曲編V(リヒャルト・シュトラウス〜オペラ名曲集)へ




         
☆ウェーバー
作品NO.229 歌劇「魔弾の射手」 ★★★ 2017年2月最新更新
  
 ウェーバーは主にオペラ曲の作曲家で、一番の代表作がこの「魔弾の射手」です。ロマン派初期の、後 
 のロマン派オペラの先駆けとなる作品で、音楽史的に重要な作品です。
 ストーリーは、魂を引き換えに、悪魔から必ず標的に当たるという魔弾を手に入れた猟師が、最後は信
 仰を誓うことによって救われるというものです。
 音楽は平易に書かれ、合唱の役割が高いのが特徴です。とりわけ、「狩人の合唱」と名づけられた歌は
 このオペラで最も有名な歌で、単独で男声合唱のコンサートでも採り上げられています。

第3幕より「狩人の合唱」
 ☆推薦盤☆    ◎クライバー/ドレスデン国立管弦楽団(73)(グラモフォン)       SS    ▲クライバー/ドレスデン国立管弦楽団(73)(グラモフォン)       SS    ・クーベリック/バイエルン国立管弦楽団(79)(デッカ)          A    ○マタチッチ/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団(67)(デンオン)     B    現在、お薦めできるのはクライバー盤しかありません。    このCDはクライバーのデビュー盤という価値ある録音なのですが、非常にお高いです。本当    は輸入盤はお薦めできないのですが、かなりお安い輸入盤も挙げておきました。    クーベリック盤は輸入盤しかないのですが、完全廃盤中です。    これだけでは寂しいですので、お安い国内盤のマタチッチ盤も挙げておきました。    <更新のポイント> マタチッチ盤を追加し、カイルベルト盤を外しました。
☆ヴェルディ
作品NO.221 歌劇「椿姫」 ★★ 2017年2月最新更新
  
 ヴェルディの「椿姫」はオペラの入門用としてはトップに挙げられる作品の一つです。
 ヴェルディはオペラ曲でも歌を重視しましたが、一番有名な曲は何と言っても「乾杯の歌」で、「あ!
 これ聴いたことがある」という方も多いと思われます。
 ストーリーは、主人公のヒロインが病死するという悲劇です。よって曲も甘美で、哀切なものが多いで
 す。涙もろい方は感動して涙することもあるかもしれません。そして、「またオペラが観たい」となっ
 たら、新たなオペラファンの誕生です。

第1幕より「乾杯の歌」(パバロッティ参加)
 ☆推薦盤☆  ★◎カルロス・クライバー/バイエルン国立管弦楽団(76、77)(グラモフォン)  SS  ○セラフィン/ミラノ・スカラ座管弦楽団(55)(ナクソス)            A   ▲ジュリーニ/ミラノ・スカラ座管弦楽団(55)(ワーナー)            A   ・リッツィ/ウィーン・フィル(05)(グラモフォン)               A    クライバー盤があれば他のCDは必要ないくらい人気、評価が高く、定盤となっていまして、    文句なしのSS評価、お薦め度★です。    クライバーはオペラが得意な指揮者でしたが、「椿姫」はその中でも特に得意なレパートリー    でした。    セラフィン盤、ジュリーニ盤は55年の録音ですので音質に問題があります。    そこで、2005年録音のリッツィ盤を挙げておきましたが、国内盤、輸入盤共に完全廃盤中    です。    
「魅惑のオペラ2」 ヴェルディ 椿姫 お薦め!2枚組で1500円 ヴェルディ:オペラ作品集(グラモフォン) 6作品収録
   <更新のポイント> リッツィ盤を追加しました。
作品NO.222 歌劇「アイーダ」 ★★★ 2017年2月最新更新
  
 アイーダの初演は1871年ですので、日本では明治時代になったばかりの頃の作品ということになり
 ます。ストーリーは、エジプトとエチオピアとの闘争を背景にしたものです。エジプトの司令官とエチ
 オピアの王女、アイーダは恋に落ちるのですが、様々な邪魔が入ります。両国の闘争などを経て、結局
 二人とも地下牢に入れられ、そのまま死を迎えるというところで幕が下ろされてしまう、悲しい恋の物
 語です。二人の恋は実ったものの…という悲劇です。
 音楽的には、第2幕の「凱旋行進曲」(主人公が司令官を務めるエジプトの勝利の凱歌)が有名です。
 「あ、この曲聴いたことがある!」という方は多いことでしょう。 
 なお、アイーダという作品は、ヴェルディがスエズ運河の開通の記念に作曲を依頼されたとされていま
 すが、現在では、これは偽説であることが判明しています。

第2幕より「凱旋行進曲」
 ☆推薦盤☆    ・カラヤン/ウィーン・フィル(79)(EMI)              S    ・ムーティ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(74)(EMI)      S    ▲ムーティ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(74)(ワーナー)     S    ◎パッパーノ/ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団(15)(ワーナー)   A    ○カラヤン/ウィーン・フィル(59)(デッカ)              A    S評価のカラヤンの新盤、ムーティ盤は共に旧EMIの音源で再発売されていないため、国内    盤がありません。カラヤンの新盤は輸入盤もありません。     ムーティ盤は輸入盤があったので挙げておきました。これは現代の巨匠、ムーティの初期の録    音で、ムーティの最高傑作との声もあるものですので、本来はお薦めできない輸入盤とはいえ、    一聴の価値はあります。    A評価の国内盤が2つありますが、録音の新しいパッパーノ盤をお薦め度◎としました。    カラヤンの旧盤はやや録音が古いのでお薦め度は○としましたが、こちらの方がお値段はだい    ぶお安いです。        
「魅惑のオペラ6」 ヴェルディ アイーダ
   <更新のポイント> パッパーノ盤を追加しました。
☆ビゼー
作品NO.43 歌劇「カルメン」 ★★ 2015年6月最新更新
   
 「カルメン」も「椿姫」同様にオペラの入門用としてはトップに挙げられる作品の一つです。何より、
 「第1幕への前奏曲」は「カルメン」の代名詞ともなっている曲で、この曲の曲名を「カルメン」と思
 っている方も多いのではないでしょうか。テレビでも頻繁に聴く、威勢のいい曲で、聴いたことが無い
 人はいるのかと思える程の超有名曲です。

「第1幕への前奏曲」(アバド指揮)
 ☆推薦盤☆   ★◎カラヤン/ベルリン・フィル(82、83)(グラモフォン)     SS    ○プレートル/パリ・オペラ座管弦楽団(64)(ワーナー)       A    ・アバド/ロンドン交響楽団(77、78)(グラモフォン)       A    ・アバド/ロンドン交響楽団(77、78)(グラモフォン)       A    カラヤン盤が、有無を言わさぬ断然の1位です。カルメン=カラヤン。国内盤もありますし、    SS評価、絶対のお薦め度★です。    DVDしかなかったカルロス・クライバーが録音を残していたらどうなっていたかと思うので    すが、夢はかないませんでした。    プレートルは、近年、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートでお馴染みの指揮者です    が、64年という古い録音ながらも、名盤を残しています。最晩年のカラスというのも大きい    のかもしれません。オペラのCDにおいては、録音は古くても、やはりカラスが登場するCD    の評価は高いです。    A評価のアバド盤も追加しておきましたが、現在は輸入盤のみです。例によってオペラのCD    の輸入盤はお薦めできませんので、このCDもお薦めはしません。    
「魅惑のオペラ3」 ビゼー カルメン
   <更新のポイント> アバド盤を追加しました。


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