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YOSHIKIは超人気ロックバンド「X JAPAN」のドラムとピアノを担当するリーダーである。 1997年に「X JAPAN」は一度解散されたが、同バンド在籍中から、個人として作曲活動、音 楽プロデュース活動を行っており、クラシックにも造詣が深かったことをご存知の方も多いと思う。 YOSHIKI自身について詳しくお知りになりたい方はこちらをどうぞ 好きな作曲家はバッハで、「YOSHIKI・セレクション」として、本人のお薦めのクラシック曲を オムニバスで収録した、以下の2枚のアルバムもリリースした。 ・YOSHIKI SELECTION |
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ラフマニノフは、本来名ピアニストである。今では作曲家としての方が有名だが、マーラーやクライス ラーと同様である。自分の技術や音楽性を表現するために作曲もしたのだが、最も有名な曲が、この「 ピアノ協奏曲第2番」である。 この協奏曲の最も象徴的な楽章は第2楽章である。この世の淋しさ極まりない曲で、ラフマニノフが作 曲中、極度の神経衰弱に陥ったほどである。そう書くと聴きたくなくなる方がいそうだが、いい意味で は、芸術性が高く、メランコリックな楽章といえるだろう。旋律が何とも美しい。 第1楽章、第3楽章にもそういうムードは流れているが、豪快で、スケール雄大な性質の方が前面に出 ている。第2楽章とは対照的にシンフォニックで、ドラマチックな音楽である。 |
ラフマニノフのピアノ協奏曲といえば、圧倒的に第2番が有名だが、第3番も演奏される機会が多い。 さすがに第2番ほどのメランコリックな魅力では劣るが、共通点は多く、第2楽章は非常に叙情的であ る。スラブ的な情緒に溢れている。そして、全体的に内に秘めた哀しさが漂っている。 メロディは全体的に抑制され、第2番よりも一層技巧的になっており、ソロのピアノが非常に難解な曲 なので、テクニシャンの技巧を味わうという意味での鑑賞にも向いている曲である。 ☆推薦盤☆ ・ホロヴィッツ/ライナー RCAビクター交響楽団(51)(RCA) S |
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この曲の作曲者ラロは、曲名の通り、珍しいスペインの作曲家である。一般のクラシックファンには、 ほとんどこの1曲だけしか知られていない。パッヘルベルの「カノン」のように、この曲はラロの代名 詞ともいえる曲である。 この曲は「交響曲」という名はついているが、完全なヴァイオリン協奏曲である。ラロが「ヴァイオリ ン協奏曲第2番」を自ら「スペイン交響曲」と名づけた。その理由としては、協奏曲としては珍しい5 楽章構成である点や、伴奏のオケに厚みをもたせたり、管弦楽法に力を注いだためだという。 また、20世紀半ばまでは、第3楽章をとばして4つの楽章しか演奏しないスタイルが主流だったのだ が、現在では、録音においてはしっかりと5楽章全部を演奏している。しかしコンサートなどでは、未 だに4楽章しか演奏をしないスタイルも稀にあるらしい。 ☆推薦盤☆ ・グリュミオー/ロザンタール ラムルー管弦楽団(63)(フィリップス) SS |
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この曲を紹介するにあたっては、ラヴェルの音楽というものについて簡単に触れさせて頂きたい。 ラヴェルは1937年まで生きた現代の作曲家で、何と言っても管弦楽曲の「ボレロ」が有名だが、彼 の音楽は至って現代風、20世紀風であり、ロマン派の、いかにも「クラシック」という音楽とは少々 趣が違う。ロマン派の時代では用いられなかった打楽器などが頻繁に使用されたり、ジャズや民族音楽 風の要素が採り入れられたりで、楽器の使われ方や曲調、ムードが違うのである。 その作風が、この「ピアノ協奏曲」にも顕著に表れている。 この作品は、モーツァルトやショパン、グリーグのピアノ協奏曲のように、ピアノが奏でる旋律が美し かったり、あるいはベートーヴェンやブラームスのように、オーケストラがぶ厚く、スケールの大きい ピアノ協奏曲ではない。その点ではむしろ、ここで紹介しているYOSHIKIの作品の方がよほどク ラシックのピアノ協奏曲という印象を受ける。よって、初めてこの作品を聴かれる方は、ラヴェル以前 の、18世紀、19世紀のピアノ協奏曲とは趣が異なるという点を念頭に置いておく必要がありそうだ。 ただ、第2楽章だけは、ピアノソナタのような曲で、叙情的な曲である。 第1楽章、第3楽章は、ジャズやエキゾチックなリズムがふんだんに散りばめられており、ゆっくり音 楽を聴くというよりは、リズムやピアニズムを楽しむといった性質の曲である。よって、ピアノファン はもちろん、ジャズピアノがお好きな方にもかなりお薦めしたい作品である。とてもかっこいい。 作品は全3楽章。演奏時間は20分弱。ラヴェルの代表作である。 ☆推薦盤☆ ・フランソワ/クリュイタンス パリ音楽院管弦楽団(59)(EMI) S |
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リストは音楽史上最大のピアニストと呼ばれているが、彼が作曲したピアノ協奏曲は2曲だけで、演奏 機会や録音が多いのはこの「第1番」である。第1番、第2番、そして彼の曲の「ピアノ・ソナタ」に 共通していることは、楽章ごとの区切りをつけず、最初から最後まで続けて演奏することである。これ は彼独自の作曲法である。 また、通常協奏曲は3楽章形式なのだが、この「第1番」は4楽章形式で(「第2番」は6楽章形式)、 一気に演奏する。CDでは短い第2楽章と第3楽章を一つの区切りにしているものが多いようだ。 曲風は、やはり本職がピアニストだからであるのか、伴奏のオケが壮大で迫力があるといった感じでは なく、あくまで独奏のピアノに重きをおいているスタイルである。よってピアノの音色を存分に楽しむ 曲である。その意味では、オーケストラファン向きというよりは、ピアノファン向けの協奏曲である。 |
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ギターは弦楽器のリュート属に属する。リュートはハイドンの頃に完全に衰退し、クラシック音楽で使 用される、いわゆるクラシックギターは、古典派の時代から使用されていた(余談だが、例えばモーツ ァルトのオペラ「フィガロの結婚」では、登場人物がギターを弾くシーンがある)。そして現在に至っ ているのだが、現在ではバンドで使用されるエレキギターの方が主流であるのは周知の通りである。 ギターについて詳しくお知りになりたい方は、他のサイトをあたって下さい。 クラシックにもギターの協奏曲があるのだということをご紹介したく、この曲を採り上げてみた。 作曲家のロドリーゴは20世紀生まれで、99年まで生きた現代の作曲家である。作曲家としては非常 に影が薄いが、20世紀のクラシックギター曲というジャンルの第一人者的存在。代表曲が、このアラ ンフェス協奏曲である。この作品は何と、中学生の音楽の教科書に載っている。 この曲は、作曲者の故郷スペインのムードが漂う協奏曲で、3楽章から構成されている。協奏曲とは言 っても、やはりロマン派のベートーヴェンやブラームスらのオーケストレーションとは全く違った雰囲 気で、クラシックというよりも、むしろ現代音楽の印象が強い。 見事なのは、情熱的で快活な両端楽章と、ギターならではの、哀愁漂う第2楽章との対比である。 ギターがお好きな方には、たまらない魅力を持っている傑作の一つ。 ☆推薦盤☆ ・ウィリアムス/フレモー フィルハーモニア管弦楽団(83)(SONY) S |
